「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2015神戸」を終えて | ||||
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梅雨の季節にも関わらず、好天という素晴らしい贈り物を天からいただき「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2015神戸」を、盛大かつ成功裏に終えることができました。 2回目となる今年は、阪神淡路大震災から20年という節目の年でもありました。 「震災」と向き合い、それを乗り越えてきた神戸の街と、日々「がん」と接するサバイバーに共通するのは、やはり "命をつなぐ "ということではないでしょうか。 東遊園地で燃え続ける1.17希望の灯りの前で分灯式を行い、その火をみなとのもり公園に持ち帰り、命あることを尊ぶ「鐘」の音を聞きながら、 紙燈籠の「HOPE」と竹燈籠の「命」を、皆さんの手で、一つずつ灯していただきました。 がんサバイバーと地域社会との繋がりを広げるには、子供の力を借りるのが一番です。 子供達で組み立てる「木のジャングルジム」や巨大鯉のぼり(スイミー)の胎内潜り、親子で乗れるミニ機関車、おもちつきや絵本の読み聞かせなど、 準備したキッズプログラムには、たくさんの子供達の笑顔がはじけていました。 ふらりと会場を訪れていただいた方にも立ち寄っていただけるよう設けた「おもてなしカフェ」では、お茶とお菓子を提供させ ていただきましたし、メモリアルテント「あじさいの部屋」では、写真や記念グッズを、紫陽花と共に飾らせていただきました。 |
このような新しい試みは、ほぼうまく行ったと思うのですが、 来年以降の課題といえば、キャンドランの盛り上がりに比して、本来のリレーウォークの参加者がまだまだ少なかったことでしょう。 全体の参加人数は、昨年同様、延べ1300人前後でした。収支はまとまり次第、追ってご報告させていただきます。 会場にお越しいただいた方の中には「参加するだけで、なにも手伝えなくてごめん」と言ってくださる人も多いのですが、私はそうは思っていません。 参加していただくことこそが、何物にも代えがたい、最大のご協力だと思っています。 参加していただいた皆さん、頼りない私を支え共に汗を流していただいたスタッフの皆さん、身を挺して手伝っていただいたボランティアの皆さん、ほんとうにありがとうございました! そして、さまざまな形でご協力をいただいた関係者の皆さまにも、心より感謝を申し上げます。 日々、命をみつめて生きる一人のサバイバーとしても、最後にもう一度、皆さまの温かいお気持に「ありがとう!」と言わせてください。 来年もまたこの会場(みなとのもり公園)でお会いしましょう! リレー・フォー・ライフ・ジャパン神戸実行委員会 実行委員長 武内 務 |